
歯科IPRセット
IPR(Interproximal Reduction)とは、「隣接面削合」や「近心・遠心削合」とも呼ばれ、歯の間(隣接面)のエナメル質をわずかに削ることで、歯列矯正時のスペース確保やブラックトライアングルの軽減、歯列の調和を図るために行われる処置です。歯科IPRセットは、この処置に必要なダイヤモンドストリップ、ホルダー、ゲージ、ハンドピース対応ツールなどをひとまとめにした便利なキットです。
歯科IPRセットの用途
マウスピース矯正(インビザラインなど)時のスペース確保
歯のサイズディスクリパンシー改善
ブラックトライアングルの改善
歯列のライン・バランス調整
審美的・機能的な矯正結果を得るための補助処置
作動原理・使用方法
IPRセットは、手動またはモーター装着式のホルダーに専用ストリップやディスクを装着し、隣接面を一定の厚みで削合します。ゲージで削合幅を計測しながら進めることで、安全に、かつ必要最低限のエナメル質のみを削除できます。
選定時のポイントと確認すべきパラメータ
使用方式(手動orモーター用):チェアタイムや症例によって選択
ストリップの種類・粒度(粗さ):粗目〜仕上げまで使い分けできる構成が理想
削合幅ゲージの有無:確実で均一な処置のために必須
滅菌可否:再使用可能か、ディスポーザブルかの区分も重要
歯科IPRセットは、矯正治療における精密なスペースコントロールを実現し、治療の質を高める重要な器具です。患者様の歯質を守りながら、確実かつ安全に処置を行うために、機能性と操作性の高いセット選びが求められます。
当社の歯科用 IPRセットには、手動 IPR ストリップやコントラアングルで駆動される IPR ストリップなどのさまざまな組み合わせがあります。同時に、一部の製品の組み合わせには、歯間ギャップゲージなどの補助ツールも含まれており、治療のニーズ全体を完全に満たすことができます。
商品の動作は問題なし。大変丁寧で迅速な対応でした。ありがとうございました。
猪狩