ハンドピースチューブ

ハンドピースチューブとは、歯科用ユニットからハンドピース(タービンやモーター)へ空気・水・電力などを供給するための柔軟な接続チューブです。ユニットの操作パネルとハンドピースの中間に設置され、安定した診療を支える重要なパーツです。チューブの内部には、エアー管、水管、必要に応じて電線が内蔵されており、外部ユニットの出力をそのままハンドピースに伝えます。シリコンや耐久性のある合成ゴムでできており、曲げに強く、ねじれにくい構造が特徴です。診療中にスムーズな動きをサポートするため、軽量性と柔軟性が重要です。

主な用途
▶ユニットからのエアー・水供給をハンドピースに伝える
▶電気信号やLED照明の伝送(光付きタイプの場合)
▶複数ハンドピースを切り替えて使用する際のホース接続機能
▶診療中のハンドピースの自由な動きと柔軟な操作性を確保

分類(例)
▶2ホール/4ホール/6ホールタイプ:ユニット・スカップリングに応じた接続規格
▶光付き(LED対応)/光なしタイプ

選定時に考慮すべきポイント
▶接続方式・ホール数:お使いのユニットやスカップリングとの互換性があるか
▶光源の有無(LED対応かどうか)
▶長さと柔軟性:使用環境やユニットの配置に適したものを選定
▶素材の耐久性・耐薬品性:長期使用とメンテナンスのしやすさ
▶滅菌対応の可否(オートクレーブ可など)
▶ブランド互換性:NSK、KaVo、W&Hなど特定メーカーとの適合確認