
ピエゾサージェリーチップ
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ピエゾサージェリーチップ(Piezo Surgery Tip)は、ピエゾ(超音波)手術機器に装着して使用する先端アタッチメントで、主に歯科口腔外科やインプラント外科における骨切削・骨形成・骨採取などの精密処置に使用されます。従来の回転式バーに比べて安全性と正確性が高く、軟組織を傷つけにくいのが特長です。
【主な用途】
歯槽骨・下顎骨・上顎骨などの骨切削・形成・拡大
サイナスリフトや抜歯時の骨アクセス
骨採取・骨移植準備(ブロックボーン採取など)
インプラント手術の前処置(骨幅拡大・骨窩形成)
【チップの分類(主に形状と目的による)】
カッティングチップ(骨切削用)
スプリッティングチップ(骨拡大用)
サイナス用チップ(膜剥離・開窓処理)
ミニチップ・マイクロチップ(狭所や繊細部位用)
骨採取用チップ(ブロックボーンや粉砕骨用)
【作動原理】
ピエゾサージェリーは圧電振動(超音波振動)を利用したマイクロバイブレーション技術で、チップに伝わる毎秒20,000~30,000回の振動が硬組織(骨)のみを選択的に切削します。これにより血管・神経・粘膜などの軟組織は損傷しにくく、安全性が非常に高いのが特徴です。
【選定時に考慮すべきポイント】
対応機種・メーカー(例:Mectron/Satelec/NSK/Woodpecker/COXO)との互換性
処置目的に合ったチップ形状・先端幅・長さ・角度
切削効率と冷却性能(注水対応の有無)
材質と表面加工(耐摩耗性・振動伝達性)
オートクレーブ滅菌対応の可否と耐熱性能
セット販売か単品販売か(コストパフォーマンス)
ピエゾサージェリーチップは、外科的精度と術中の安全性を両立する重要なパーツです。使用目的とデバイスとの互換性をよく確認し、症例に最適なチップを選定することが、スムーズな施術と患者満足度の向上につながります。